以前から着物に興味があったからです。あと、当時は「呉服屋さん」に楽そうなイメージを持っていたというのも理由のひとつです。ただ実際はタイトスケジュールで楽ではなかったですけどね(笑)待ちの商売ではなくお客様がどうやったら楽しんでくれるか考えて動かなければいけない仕事なんだと働き始めてから気づきました。
私は人見知りなのですが、この仕事は特にお客様と密な関係になると入社してから気づいて、ここでやっていけるだろうかと不安になったりもしました。でも、その当時から社長に「お客様は『近所に住んでいる仲のいい友達』というスタイルでいてくださいね」と言われて少し気が楽になったのを覚えています。会社がそういうスタイルだからか、成人式が終わった後わざわざ店に来て着姿を見せにきてくれるお客様や、私の結婚や出産のお祝いをしてくれたお客様までいらっしゃって、私とお客様のお互いの節目に交わっていくような長いお付き合いがありとても素敵なことだと感じています。
プライベートでいうと結婚と出産を経て、そして現在子育て真っ最中です。
仕事では入社当時はパートから始まり、正社員を経て固定勤務、子育てのため専門職に変わり、今はフレックス制で働いています。「LARAdite」新事業(まつエク事業)のマネージャーもしています。
接客は好きでしたが、スタイリストでずっといるイメージはなかったです。元々私は新しいことをするのが好きなので、変化がすぐにできる会社だからこそ私も長く続いたのだろうなと思います。新しいことをするにはプレッシャーや責任もついてきますが、やりがいと満足感の方が勝って状況を楽しんで仕事をしています。
私が入社した当時は、会社の平均年齢が高かったので産休などを必要とするスタッフがいなかったんです。私が入社したくらいの年に若い方を採用することになってから会社の中で産休と育休の話が上がるようになりました。
妊娠中は体調に合わせて業務内容も変更してくれたり、店舗スタッフが気遣ってくれたりして、ありがたいことに周りのサポートを受けながら産休に入るまで働くことができました。
育休についても、社長がスタッフの子供も家族だと言ってくださる環境があり、そのおかげもあって私も遠慮をすることは一切しなかった記憶があります。私が第一号の事例になるので、私の後に産休、育休を取る方のためにも少しわがままになりました。
私にとっては育休明けの働き方を決めていくことも重要視していました。育休明けはまだフレックス制の業務ではなく接客業務でした。育児をしながら働くには時間に制限があるので今までのような働き方では限界があったので上司と相談を重ねた結果、土日祝を固定で9時から18時までの出勤になり働きやすい環境を整えてもらいました。
社長の「スタッフの子供も家族」の言葉どおり会社の福利厚生のイベントに家族を呼ぶこともできて私も毎回子供と参加させてもらっています。そういう環境があることがとてもうれしいです。
今は美容部門「LARAdite」の2店舗分の運営と採用担当、そしてビジョン委員会のLINE戦略委員会、振袖戦略委員会、SNS戦略委員会、管理室の室長として働いています。
いや、そんなこともないです。自分のキャパシティーが超えない範囲で頑張っています。それがフレックス制のメリットなので。ただ専任化でフレックス制に変わったことで自由度も増えた分、責任がついてくる業務も増えました。新しいこと全てが経験になっています。
未来のことしか考えてないことですかね!(笑)新しく店舗を増やすとか、自分を含めてスタッフの成長を見守ることなど未来について考えるのが好きみたいです。決まった仕事をじっとするのは嫌なので未来の選択肢が多いのが魅力です。
業種関係なく取り組むのも楽しめるんじゃないかなと思っています。今は振袖関係、例えば写真館や新しい美容事業などにも関心を持っています。ただ、それを進めるには現在私が進めている仕事を誰かに任せないといけません。人材を育てていかないといけないなと思っています。当面の課題です!
Copylight c 株式会社中西呉服店 all rights reserved.